WordファイルをPDF化すると文字が画像化する・・・

WordファイルをPDF化すると文字が画像化することがあります。図形やグラフ、文字装飾以外の文字が画像化する時は、画像化する文字の設定(文字装飾)をリセットするとなおります。

文字が画像化する原因

Word文書では「文字の効果と体裁」で立体的になるものを使用すると、PDF作成時にその部分の文字が画像化します。その後に続けて文字を入力すると「文字の効果と体裁」を使用していなくてもすべての文字が画像化することがあります。

画像化する「文字の効果と体裁」のデフォルト設定一覧
 ・「塗りつぶし:ゴールド、アクセント カラー 4;面取り(ソフト)」
 ・「塗りつぶし:灰色、アクセント カラー 3;面取り(シャープ)」
 ・「塗りつぶし:薄い灰色、背景色 2;影(内側)」

Wordから作成したPDFファイル 画像化例(定期大会の後の黒文字が画像化している)

文字が画像化したPDF

Wordから作成したPDFファイル 黒文字部分拡大(文字装飾がついてないのに画像化している)

画像化された文字部分

文字が画像化しないようにする方法

修正する文字が少ない時(カット&ペースト)

Wordの新規文書を作成し、修正する部分の文字を入力します。

入力した文字を切り取り、修正するWord文書に貼り付けます。

※フォントの種類、文字サイズ、行送りなど同じにしたものをカット&ペーストしてください。適当にやると体裁がくずれます。

Wordから作成したPDFファイル 部分修正例(「し」の部分のみ修正)

部分修正例

修正する文字が多い時(Wordファイル全体をリセット)

上部メニューバー[ファイル]▶[名前を付けて保存]を開き「ファイルの種類:Word 97-2003文書(*.doc)」で保存します。前の形式で保存するとすべての「文字の効果と体裁」がリセットします。

文字装飾部分を新たに設定し、「Word文書(*docx)」で保存します。

Wordから作成したPDFファイル 文字修正後

修正されたPDF

Wordから作成したPDFファイル 黒文字部分拡大

修正された文字部分

※文字が画像化するWordファイルから文字装飾部分を切り取り、リセットしたWordファイルに貼り付けると楽に修正ができます。

Adobe Acrobat Pro、Adobe Acrobat Distillerの設定が勝手に変わる・・・

Adobe Acrobat Pro、Adobe Acrobat Distillerの設定が勝手に変わる時があります。そんな時は自動でアップデートされています。(最近のアップデートは2023年9月19日にありました。)

自動アップデートはCreaitive Cloud Desktopを使用しないため、Creaitive Cloud Desktop画面の「最近アップデートしたアプリ」を見ても更新した情報はありません。アップデート後、各種設定がそのままならよいのですが、なぜか設定が初期化されます。気づかずにPDFを作成し、何回かトラブルになりました。

以下の通り「最近アップデートしたアプリ」には更新した情報がありません。

設定が勝手に変わる原因

設定が勝手に変わる原因はAdobe Acrobat Proの自動アップデートが有効になっているからです。自動アップデートを無効にすることで設定が勝手に変わるのを防ぐことができます。

対処方法

Adobe Acrobat Proの[メニューバー]▶[編集]▶[環境設定]▶[アップデーター]▶[アップデートの有無をチェック]の「自動的にアップデートをインストールする」にチェックが入っていると自動でアップデートされます。ここのチェックをはずします。

アップデートは余裕のある時に行い、設定が変わっていないか確認しましょう。

カスタマイズしたPDFを作成している場合は、初期化された箇所を再設定する必要があります。
同じようなことがおきた人のために初期化される場所を掲載します。

自動アップデート時に初期化される箇所

クイックツールをカスタマイズ

Adobe Acrobat Proのクイックツールが初期化されていたら自動アップデートがあったサインです!
クイックツールをカスタマイズしている方は配置をPrint Screenで保存しておきましょう。
保存しておいたPrint Screenの画像を見て元のアイコンに戻します。

Adobe PDF設定

[スタートメニュー]▶[設定]▶[Bluetoothとデバイス]▶[プリンターとスキャナー]▶[Adobe PDF]▶[プリンターのプロパティ]をクリックして[Adobe PDFのプロパティ]を開きます。

Adobe PDFのプロパティから[全般]タブ▶[基本設定]ボタンをクリックして[Adobe PDF印刷設定]の[Adobe PDF設定]タブを開きます。

●以下の項目が初期化されています。
 PDF設定:標準
 チェックあり:システムのフォントのみ使用し、文書のフォントを使用しない

Adobe PDF Converter 詳細オプション

Adobe PDF印刷設定から[レイアウト]タブ▶[詳細設定]ボタンをクリックして[Adobe PDF Converter 詳細オプション]を開きます。

●以下の項目が初期化されています。
 印刷品質:1200dpi
 TrueTypeフォント:デバイスフォントと代替
 TrueType フォント ダウンロードオプション:自動

デバイスの設定

Adobe PDFのプロパティから[デバイスの設定]タブをクリックして開きます。

●以下の項目が初期化されています。
 フォント代替表
  初期化されると一部別のフォントに置き換える設定になる
  (例)Courier New:Courier
     symbol:Courier
 出力プロトコル:ASCII

Adobe Acrobat Distiller参考設定

最後にAdobe Acrobat Distiller参考設定を掲載します。
ピンクマスターのイメージセッターでPDFを読み込むための設定です。
システムが古いので2000年頃のPDF仕様になっています。

Adobe PDF設定
 PDF設定:プレス品質
 チェックなし:システムのフォントのみ使用し、文書のフォントを使用しない

Adobe PDF Converter 詳細オプション
 印刷品質:2400dpi
 TrueTypeフォント:ソフトフォントとしてダウンロード
 TrueType フォント ダウンロードオプション:アウトライン

デバイスの設定
 フォント代替表
  すべて代替なしに設定
 出力プロトコル:バイナリ

さいごに

最近InDesignから「書き出し」でカスタマイズPDFを作成できなくなりました。作成するPDFは「Acrobat 5(PDF 1.4)」形式です。仕方がないのでプリンターで「PostScript@ ファイル」を選択し、PSファイルを出力後、Adobe Acrobat DistillerでPDFを作成しています。

PSファイルの作成方法は[上のメニューバー]▶[ファイル]▶[プリント]をクリックしてプリント画面を開きます。設定で「プリンター:PostScript@ ファイル」、「PPD:Adobe PDF」を選択し印刷すると作成できます。カスタムした設定は左下の「プリセットを保存」ボタンから保存できます。以下の画像は2400pressとして保存してあるプリントプリセットを読み込んだ時のものです。

「書き出し」でうまくPDFが作成できない方はPSファイルからのPDF作成がおすすめです!

InDesignの画面表示が更新されない・・・

InDesignを利用していると、画面が更新されなくなることがあります・・・

CS4のころからあったのでいつかはなおしてくれるだろうと思っていましたが、何年たってもなおらないので仕様?のようです。

100ページ以下のファイルでもなる時はなります。編集中に操作したとおりにならない時は画面更新がされなくなっています。

確認方法は[表示]>[スクリーンモード]>[標準モード]と[表示]>[スクリーンモード]>[プレビュー]を切り替えると表示内容が変わるのでわかります。

症状が出た時の画像

プレビュー
プレビューなのに印刷する時の見た目になっていません。

標準モード
表示方法を切り替えただけなのに内容が違います・・・

解決方法は簡単です。InDesignを終了して再起動でなおります。

InDesign の必要システム構成を満たしていても普通に発生します。

グラボを変えたり、設定をいじったりしましたがなる時はなります。必ず症状が出るわけではないので完璧な解決方法はありません。もし完璧な解決方法を見つけた方は教えてください。

利用中のInDesignがCreative Cloud Desktopで見ると「利用申請」になっている・・・

Creative Cloud Desktopで更新のお知らせがあったので更新しようとしたら、インストール済みのInDesignが残り3日と表示され、「開く」のボタンが「利用申請」ボタンになってしまいました。

その時の画面は次の様になります。

利用申請により提供 !
InDesign
エレガントなレイアウトのデザインと公開
利用申請

InDesignの有効期限は切れていません。契約内容は「Creative Cloud コンプリートプラン」なので利用できるはずです。

とりあえず「利用申請」をし、Admin Consoleで見ると追加のラインセンスを購入しないと有効にできないようです。

利用中のライセンスの割り当ても、有効期限も問題がありません。仕方がないので「利用申請」を却下し、Creative Cloud Desktopをログアウトしてから再ログインしてみるとあっさりなおりました。

「利用申請」になったアプリは他にもいくつかあったのですが、すべて元どおりになりました。

なぜそのようになったのか不明ですが、とりあえず情報共有のためにUPします。同じ症状が出た人はログアウトしてログインしなおしてください!

Adobe Illustrator 2023が起動しない

Windows11でAdobe Illustrator 2023が起動しない時の対処方法です。

プラグインや予期せず終了で起動できず、環境設定ファイルを削除してもなおらない時は、ウイルスソフトが原因です。Illustratorとプラグインを例外設定に指定すると起動できるようになります。

エラー画面は次の様な画面が表示されます。

プラグインの問題が検出されました。
問題を解決するには、セーフモードでIllustratorを再起動してみてください。
Commenting.aip
UxpExtension.aip
詳細…

※問題のあるプラグインはその時によって異なることがあります。表示されたプラグインは後で設定する時に必要なので控えておいてください。

Adobe Illustratorは起動する前に予期せず終了しました。
エラーを診断するには、「診断を実行」をクリックしてください(推奨)。診断テストの実行中、Illustratorは数回起動することがあります。
診断テストを実行せずにIllustratorの起動を試みるには、「Illustratorを起動」をクリックしてください。

※診断を実行すると問題のあるプラグインが表示されます。表示されたプラグインは後で設定する時に必要なので控えておいてください。

※上記の画面は何回も環境設定ファイルを削除したので表示されているプラグイン数がひとつです。ですが原因のプラグインは2つでした。表示されたプラグインは後で設定する時に必要なので控えておいてください。

ウイルスソフトを終了し動作するか確かめます!

タスクバーに表示されているウイルスソフトのアイコンを右クリック▶[終了]を選択して終了します。

ウイルスソフトを終了した状態でも動作しない場合は、環境設定ファイルを削除するか、再インストールをするとなおります。

ウイルスソフトを終了した状態で動く場合はウイルスソフトが原因です。動作の妨げになっているファイルを問題のないファイルとして指定することで起動できるようになります。

以下にウイルスバスタークラウドでの設定方法を記載します。

Illustratorをウイルスソフトの例外設定に指定します。

メイン画面の[設定]▶[コンピュータの保護設定]▶[例外設定]▶[ファイル/フォルダ]を開きIllustratorの起動ファイルとエラーの出たプラグインを例外設定に指定します。

C:\Program Files\Adobe\Adobe Illustrator 2023\Support Files\Contents\Windows\Illustrator.exe
C:\Program Files\Adobe\Adobe Illustrator 2023\Plug-ins\Extensions\Commenting.aip
C:\Program Files\Adobe\Adobe Illustrator 2023\Plug-ins\Extensions\UxpExtension.aip
ブログ投稿後に新たに追加↓
C:\Program Files\Adobe\Adobe Illustrator 2023\Plug-ins\Extensions\AIRobinClient.aip

これでウイルスバスタークラウドが有効の状態でも問題なく動作するようになりました。

他のウイルスソフトの場合

●nortonの場合 [設定]▶[ウイルス対策]▶[スキャンとリスク]▶[すべての検出から除外するシグネチャ]の横の[設定]▶[シグネチャの除外]▶[追加]▶[セキュリティリスク]▶[セキュリティリスクリスト]で、スキャン対象から除外したいシグネチャを選択します。

●ESETの場合 [設定]▶[詳細設定]▶[検出エンジン]▶[パフォーマンス除外]▶[編集]をクリックして[パフォーマンス除外]画面を表示します。[追加]ボタンをクリックして除外したいファイル / フォルダーを選択します。

よりくわしい設定方法はウイルスソフトの公式サイトで確認してください。

プラグインの問題がない場合の設定項目

プラグインの問題が検出されないが、ウイルスソフトを終了した状態だと起動する場合の例外設定箇所は次の項目になります。

C:¥Program Files¥Adobe
C:¥Program Files¥Common Files¥Adobe
C:¥Program Files (x86)¥Adobe
C:¥Program Files (x86)¥Common Files¥Adobe
C:¥ProgramData¥Adobe
C:¥Program Files¥Adobe¥Adobe Illustrator 2022¥Support Files¥Contents¥Windows¥Illustrator.exe
C:¥Program Files¥Adobe¥Adobe Illustrator 2022¥Support Files¥Contents¥Windows¥AIRobin.exe

環境設定ファイルの削除

環境設定ファイルの削除方法です。たいていはこれでなおります。

環境設定ファイルを削除すると、ウィルスソフトが原因の場合も初回のみ起動します。再起動したり、次の日になるとまた起動しなくなります。

次の場所のファイルを削除します。

Windowsの場合

C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Adobe\Adobe Illustrator <バージョン> Settings\ja_JP\x64

Macの場合

C:\Users\ (ユーザー名) \AppData\Roaming\Adobe\ Adobe Illustrator <バージョン> Settings\ja_JP\「 (x64 or x86) 」

環境設定ファイルを削除するとワークスペースなどの独自の設定がすべてリセットされます。引き継ぎたい項目はバックアップを忘れずに。

たまに新しくインストールしたフォントが原因で起動しない時もあります。その時はそのフォントを削除すると起動します。

追記 Indesignの挙動がおかしい。。。

今度はIndesignが起動に失敗するなど怪しい動きを見せ始めました。同じ系統のトラブルだとおもったので[イベントビューアー]▶[Windowsログ]▶[Application]を見てエラーが出ていないかチェックしました。

ちょうどIndesignがおかしな挙動をした時間にエラーの文字が!! エラーを選択して詳細を見てみると障害が発生しているアプリケーションのパスがIndesignになっています!!

障害が発生しているアプリケーション パスで表示されている「C:\Program Files\Adobe\Adobe InDesign 2023」をウイルスソフトの例外設定に指定したところ、無事なおりました。

新しいPCのはずなのに激おそいorz…

 新しいPCなのに使用するアプリケーションソフトウェアをインストールしたら動作が遅くなりました。原因を解明し、問題を解決することで動作を速くします。
 動作が遅くなったPCのスペックはCPUがIntel(R) Core(TM) i7-8700 3.20GHz。搭載メモリが16.0GBです。アプリケーションソフトウェアの推奨スペックは満たしています。

問題解決後

 ハードウェアの更新をすることなく、OSの設定のみで動作を速くすることに成功しました。

目次

動作が遅くなる原因の解明

 タスクマネージャーを起動し、パフォーマンス画面でCPUの使用率と速度、論理プロセッサの使用数を調べてみました。

 ・powershell実行時
  CPU使用率3~32%、速度1.03~4.28GHz、論理プロセッサ使用数 1コア
 ・Adobe Illustrator自動処理実行時
  CPU使用率3~17%、速度1.03~4.28GHz 論理プロセッサ使用数 2コア

 以上のことから、CPU速度が1.03GHz~と低速で動作している時間が長く、処理速度が遅くなっているのがわかりました。

CPUの動作速度調整

 CPUの最小のプロセッサの状態(最低動作速度)と最大のプロセッサの状態(最高動作速度)を設定します。CPUの定格速度が3.20GHzなので常にその速度で動作するように設定をします。

Windows[スタートボタン]>[すべてのアプリ]>[Windowsツール]>[コントロールパネル]表示方法カテゴリ>[システムとセキュリティ]>[電源オプション]>[プラン設定の変換]>[詳細な電源設定の変更]をクリックし[電源オプション]を開きます。

 プロセッサの電源管理で最小のプロセッサの状態を99%。最大のプロセッサの状態を99%に設定します。最大プロセッサの状態を100%にすると限界を超えて速く動作し、CPUの温度が上昇後、ダウンクロックするので安定した速度が得られません。常に定格速度を維持するために99%に設定します。

 設定した結果、CPUの処理速度が常に3.20GHzになったので動作も速くなりました。処理がすぐに終わるせいかCPU使用率も下がっています。

 ・powershell実行時
  CPU使用率1~28%、CPU速度が3.18~3.19GHz
 ・Adobe Illustrator自動処理実行時
  CPU使用率1~13%、CPU速度が3.18~3.19GHz

不要なスタートアップアプリの停止

 Windows[スタートボタン]の上で右クリック>[設定]>[アプリ]>[スタートアップ]をクリックし、スタートアップアプリ一覧を表示します。

 セキュリティ関係のアプリケーションソフトウェアと(インストールしている場合)よく使用するアプリケーションソフトウェア以外はすべてOFFにします。

例)実際にオフに設定したもの
 古いアプリケーションソフトウェアで更新がなくなったものや、使用頻度が下がったものはオフにします。Microsoft Teamsは基本プラウザ版を使用するためオフにしました。

  • Cortana
  • CyberLink MediaLibray Service
  • DocuWorks Security EXE
  • DocuWlrks Tray Startup
  • HP Business Slim Keyboard
  • InstantBurn UDF Tool
  • JSクイックサーチファイル自動更新プログラム
  • JUSTオンラインアップデート
  • Microsoft OneDrive
  • Microsoft Teams
  • Power2GO Desktop Burning Gadget
  • Program
  • Radeon Software Startup Task
  • Send to OneNote Tool
  • ターミナル

不要なソフトウェアの削除

 Windows[スタートボタン]の上で右クリック>[設定]>[アプリ]>[インストールされているアプリ]をクリックし開きます。

 一覧の中から不要なアプリの右側にある[・・・]をクリック>[アンインストール]をクリックして削除します。

例)実際に削除したアプリケーションソフトウェア
 内容がわからないアプリなどは検索し、本当に消してよいか確認をしてから削除します。Microsoftのアプリケーションソフトウェアは削除してもMicrosoft Storeから再インストールが可能です。

  • 3D ビューアー
  • Candy Crush Soda Saga
  • Clipchamp
  • Disney+
  • Dolby Access
  • Facebook
  • Groove ミュージック
  • Microsoft Pay
  • Microsoft ニュース
  • Mixed Reality ポータル
  • Office on the Webへようこそ
  • Skype
  • Solitaire
  • Spotify
  • Twitter
  • Xbox関連
  • スマホ同期
  • フィードバック Hub
  • ボイス レコーダー
  • マップ
  • メール・カレンダー
  • 映画 & テレビ

不要なサービス(ローカル)の無効化

 Windows[スタートボタン]>[すべてのアプリ]>[Windowsツール]>[サービス]をダブルクリックしてサービスを開きます。

 一覧の中から変更をする項目を選択し、ダブルクリック>[プロパティ]ウィンドウ>[全般]タブ>スタートアップの種類の[ドロップダウンリスト]>[自動(遅延開始)、自動、手動、無効]の中から[無効]を選択し、[OK]ボタンをクリックして確定します。

例)デスクトップパソコン
 誤って重要なサービスを無効にするとWindowsが正常に動作しなくなります。必ず内容のわかる物だけ無効にしてください。サービスの状態が実行中になっていないものは、無効にしなくても大丈夫です。★が付いているものが実際に無効にした項目です。

名前 説明 詳細説明 スタートアップの種類
ActiveX Installer (AxInstSV) ブラウザで古いシステムを使用しないのなら無効に。 インターネットからの ActiveX コントロールのインストールに対し、ユーザー アカウント制御により検証を行い、グループ ポリシー設定に基づいて ActiveX コントロールのインストールを管理します。このサービスはオンデマンドで開始され、無効になっている場合、ActiveX コントロールのインストールはブラウザーの既定の設定に従って行われます。 無効
Application Management ドメイン内のPCにソフトウェアを配布しないのなら無効に。 グループ ポリシーで展開されるソフトウェアに対する、プロセスのインストール、削除および列挙の要求です。サービスが無効な場合、ユーザーはグループ ポリシーで展開されるソフトウェアをインストール、削除または列挙することができません。また、明示的にこのサービスに依存しているサービスを開始することもできません。 無効
Bluetootd オーディオ ゲートウェイ サービス Bluetootd機器を接続しないのなら無効に。 Bluetootd ハンズフリー プロファイルのオーディオ ゲートウェイの役割をサポートするサービスです。 無効
Bluetootd サポート サービス Bluetootd機器を接続しないのなら無効に。 Bluetootd サービスは、リモートの Bluetootd デバイスの検出と関連付けをサポートします。このサービスを停止または無効にすると、インストール済み Bluetootd デバイスが正常に動作しなくなり、新しいデバイスの検出や関連付けができなくなる可能性があります。 無効
BluetootdUserService_83fbe Bluetootd機器を接続しないのなら無効に。 Bluetootd ユーザー サービスは、各ユーザー セッションに関連する Bluetootd 機能の適切な動作をサポートします。 無効
BranchCache キャッシュサーバーを使用しないのなら無効に。 このサービスでは、ローカル サブネット上のピアからのネットワーク コンテンツがキャッシュされます。 無効
Certificate Propagation ICカード(スマートカード、チップカード)を使用しないのなら無効に。 ユーザー証明書とルート証明書をスマート カードから現在のユーザーの証明書ストアにコピーし、スマート カードがスマート カード リーダーに挿入されたときに検出します。また、必要に応じてスマート カード プラグ アンド プレイ ミニドライバーをインストールします。 ★無効
Computer Browser NetBIOSのコンピュータ一覧表示しないなら無効に。 ネットワーク上のコンピューターの最新の一覧を管理し、その参照者として指定されたコンピューターに一覧を提供します。このサービスが停止している場合は、一覧は更新も維持もされません。このサービスが無効になっている場合は、このサービスに明示的に依存するサービスは何も開始できなくなります。 無効
Connected User Experiences and Telemetry MicrosoftにWindowsの使用状況を送らないなら無効に。 Connected User Experiences and Telemetry サービスを使用すると、アプリケーション内エクスペリエンスと接続ユーザーのエクスペリエンスをサポートする機能が有効になります。また、[フィードバックと診断] で診断と使用状況に関するプライバシー オプション設定が有効になっている場合、このサービスは、イベント ドリブン方式による診断情報および使用状況情報の収集と送信も管理します (これらの情報は、Windows プラットフォームのエクスペリエンスと品質を向上するために使用されます)。 無効
Distributed Transaction Coordinator 分散トランザクションを使用しないなら無効に。 データベース、メッセージ キュー、またはファイル システムなど、複数のリソース マネージャーに分散されたトランザクションを調整します。このサービスが停止すると、これらのトランザクションは開始できません。このサービスが無効な場合は、このサービスに依存するサービスは開始できません。 無効
Downloaded Maps Manager アプリの「マップ」を使用しないのなら無効に。 ダウンロード済みの地図へのアプリケーション アクセスを提供する Windows サービスです。このサービスは、ダウンロード済みの地図にアクセスするアプリケーションによってオンデマンドで開始されます。このサービスを無効にすると、アプリケーションから地図にアクセスできなくなります。 ★無効
Fax パソコンでFAXの送受信をしないのなら無効に。 このコンピューターまたはネットワーク上にある FAX リソースを利用して、FAX を送信したり受信したりできます。 無効
Function Discovery Provider Host ネットワーク上の他のPC と共有接続しないのなら無効に。 FDPHOST サービスは、機能探索 (FD) ネットワーク探索プロバイダーをホストします。これらの FD プロバイダーは、SSDP (Simple Services Discovery Protocol) および WS-D (Web Services – Discovery) プロトコルにネットワーク探索サービスを提供します。FDPHOST サービスを停止または無効にすると、FD を使用する場合にこれらのプロトコルでネットワーク探索が機能しなくなります。このサービスを利用できない場合、FD を使用し、SSDP および WS-D の探索プロトコルに依存するネットワーク サービスは、ネットワーク デバイスやリソースを発見できなくなります。 無効
Function Discovery Resource Publication ネットワーク上の他のPC と共有接続しないのなら無効に。 このコンピューターおよびこのコンピューターに接続されているリソースを公開して、ネットワーク上で検出できるようにします。このサービスを停止するとネットワーク リソースは公開されなくなり、ネットワーク上の他のコンピューターがこれらのリソースを検出されなくなります。 無効
Geolocation Service 地図アプリなどで自分の位置を表示しないのなら無効に。 このサービスは、システムの現在の位置を監視し、ジオフェンス (イベントが関連付けられた地理的位置) を管理します。このサービスを無効にすると、アプリケーションでジオフェンスの通知を利用したり受信したりすることができなくなります。 無効
Internet Connection Sharing (ICS) このパソコンを経由して他のパソコンをインターネットに接続しないのなら無効に。 ホーム ネットワークまたは小規模オフィスのネットワークに対してネットワーク アドレスの変換、アドレスの指定、名前解決、およびアタックの防止のサービスを提供します。 無効
Microsoft iSCSI Initiator Service ストレージエリアネットワーク(SAN)を使用しないのなら無効に。 このコンピューターからリモート iSCSI ターゲット デバイスへのインターネット SCSI (iSCSI) セッションを管理します。このサービスが中止された場合、このコンピューターは ISCSI ターゲットにログインまたはアクセスできなくなります。このサービスが無効にされている場合、明示的にそれに依存しているすべてのサービスの開始が失敗します。 無効
Netlogon ドメイン参加しないのなら無効に。 ユーザーとサービスを認証するため、このコンピューターとドメイン コントローラー間でセキュリティで保護されたチャネルを管理します。このサービスが停止した場合、コンピューターはユーザーとサービスを認証できなくなる可能性があり、ドメイン コントローラーは DNS レコードを登録できません。このサービスが無効になった場合、このサービスに明示的に依存するサービスはすべて起動しなくなります。 無効
Offline Files LANネットワーク環境ではない又は共有していないのなら無効に。 オフライン ファイル サービスは、オフライン ファイル キャッシュのメンテナンス活動の実行、ユーザーのログオンおよびログオフ イベントへの応答、パブリック API の内部の実装、およびオフライン ファイル活動やキャッシュ状態の変化に興味を持つユーザーに対する興味深いイベントのディスパッチを行います。 無効
Peer Name Resolution Protocol ホームグループ、リモートデスクトップ接続を使用しないのなら無効に。 有効にすると、ピア名解決プロトコル (PNRP) を使用して、インターネット上でサーバーなしのピア名解決が可能になります。無効にした場合は、一部のピア ツー ピアと共同作業のアプリケーション (リモート アシスタンスなど) が機能しなくなることがあります。 無効
Peer Networking Grouping ホームグループ、リモートデスクトップ接続を使用しないのなら無効に。 有効にすると、ピアツーピア グループ化サービスを使用して、マルチパーティ通信が可能になります。無効にした場合は、一部のアプリケーション (ホームグループなど) が機能しなくなることがあります。 無効
Peer Networking Identity Manager ホームグループ、リモートデスクトップ接続を使用しないのなら無効に。 有効にすると、ピア名解決プロトコル (PNRP) およびピア ツー ピア グループ化サービスに ID サービスを提供します。無効にした場合は、ピア名解決プロトコル (PNRP) およびピア ツー ピア グループ化サービスが機能しなくなることがあり、また、一部のアプリケーション (ホームグループやリモート アシスタンスなど) が正しく機能しなくなることがあります。 無効
PNRP Machine Name Publication Service リモートアシスタンスを使用しないのなら無効に。 このサービスにより、ピア名解決プロトコルを使用してコンピューター名が公開されます。netsh のコンテキスト ‘p2p pnrp peer’ で構成を管理できます。 無効
Portable Device Enumerator Service ポータブル音楽プレーヤーを接続しないなら無効に。 リムーバブル大容量記憶装置用のグループ ポリシーを適用します。Windows Media Player やイメージ インポート ウィザードなどのアプリケーションにより、リムーバブル大容量記憶装置を使用してコンテンツを転送または同期できるようにします。 無効
Print Spooler プリンタを使用しないのなら無効に。 このサービスは、印刷ジョブをスプールし、プリンターとの通信を処理します。このサービスを停止すると、印刷できなくなるか、プリンターが表示されなくなります。 無効
Printer Extensions and Notifications プリンタを使用しないのなら無効に。 このサービスは、カスタム プリンターのダイアログ ボックスを開き、リモートのプリント サーバーまたはプリンターからの通知を処理します。このサービスを無効にすると、プリンター拡張または通知は表示されません。 無効
Remote Access Connection Manager リモートアクセスやVPN接続をしないなら無効に。 このコンピューターからインターネットや他のリモート ネットワークへのダイヤルアップ接続と仮想プライベート ネットワーク (VPN) 接続を管理します。このサービスを無効にすると、このサービスに明示的に依存しているサービスは開始できません。 無効
Remote Desktop Services リモート接続しないなら無効に。 ユーザーがリモート コンピューターに対話的に接続できるようになります。リモート デスクトップおよびリモート デスクトップ セッション ホスト サーバーは、このサービスに依存します。このコンピューターをリモートで使えないようにするには、コントロール パネルの [システム] の [リモート] タブにあるチェックボックスをオフにしてください。 無効
Secure Socket Tunneling Protocol Service VPN ( 仮想プライベートネットワーク ) 未使用なら無効に。 VPN によるリモート コンピューターへの接続に使用する Secure Socket トンネリング プロトコルのサポートを提供します。このサービスが無効になっている場合、ユーザーが SSTP を使用してリモート サーバーに接続することはできません。 無効
Smart Card ICカード(スマートカード、チップカード)を使用しないのなら無効に。 このコンピューターで読み取られたスマート カードへのアクセスを管理します。このサービスが停止されると、このコンピューターではスマート カードを読み取れなくなります。このサービスが無効にされると、このサービスに明示的に依存しているサービスはすべて開始できなくなります。 ★無効
Smart Card Device Enumeration Service ICカード(スマートカード、チップカード)を使用しないのなら無効に。 指定されたセッションにアクセスできるすべてのスマート カード リーダーのためにソフトウェア デバイス ノードを作成します。このサービスを無効にすると、WinRT API はスマート カード リーダーを列挙できなくなります。 ★無効
Smart Card Removal Policy ICカード(スマートカード、チップカード)を使用しないのなら無効に。 ユーザー デスクトップからスマート カードを引き抜いたときにデスクトップをロックするよう、システムを構成できます。 ★無効
SNMP トラップ SNMPトラップ監視機能を使用しないのなら無効に。 ローカルまたはリモートの簡易ネットワーク管理プロトコル (SNMP) エージェントによって生成されたトラップ メッセージを受信して、このコンピューター上で実行されている SNMP 管理プログラムに転送します。このサービスが停止している場合は、このコンピューター上の SNMP ベースのプログラムは SNMP トラップ メッセージを受信しません。このサービスが無効になっている場合は、このサービスに明示的に依存しているすべてのサービスは開始できなくなります。 無効
SSDP Discovery ネットワークに参加していないなら無効に。 SSDP 発見プロトコルを使用する、UPnP デバイスなどのネットワーク デバイスやサービスを検出します。また、ローカル コンピューターで実行中の SSDP デバイスを表示します。サービスを停止すると、SSDP ベースのデバイスは検出されません。サービスを無効にすると、このサービスに明示的に依存するサービスは開始できません。 無効
Telephony ダイアルアップ接続やFAXを使わないなら無効に。 テレフォニー デバイスを制御するプログラムを使用してテレフォニー API (TAPI) を供給します。ローカル コンピューターと同様、このサービスを実行しているサーバーを LAN をとおして制御できます。 無効
UPnP Device Host DLNAを使用しないのなら無効に。 このコンピューター上での UPnP デバイスのホストを可能にします。サービスを停止すると、ホストされている UPnP デバイスは機能しなくなり、ホストされるデバイスを追加することもできません。サービスを無効にすると、明示的にこのサービスに依存しているサービスは開始できなくなります。 無効
Windows Image Acquisition (WIA) スキャナー・カメラを使用しないなら無効に。 スキャナーとカメラに画像取得サービスを提供します 無効
Windows Media Player Network Sharing Service Windows Media Playerのデータを共有しないのなら無効に。 ユニバーサル プラグ アンド プレイを使用して、Windows Media Player ライブラリを、ネットワーク接続された他のプレーヤーやメディア デバイスと共有します ★無効
Windows Remote Management (WS-Management) PowerShellリモートを使用しないなら無効に。 Windows リモート管理 (WinRM) サービスは、リモート管理用の WS-Management プロトコルを実装しています。WS-Management は、リモートのソフトウェアとハードウェアの管理に使用される標準の Web サービス プロトコルです。WinRM サービスは、ネットワーク上で WS-Management 要求をリッスンして処理します。WinRM サービスがネットワークをリッスンできるように、winrm.cmd コマンド ライン ツールを使用するかグループ ポリシーを介して、WinRM サービスにリスナーを構成する必要があります。このサービスを使用することにより、WMI データへのアクセスとイベントの収集が可能になります。イベントの収集およびイベントに対するサブスクリプションを実行する場合、WinRM サービスが稼働している必要があります。WinRM メッセージは、HTTP および HTTPS をトランスポートとして使用します。WinRM サービスは IIS には依存しませんが、同じコンピューター上で 1 つのポートを IIS と共有するよう事前に設定されています。このサービスでは URL のプレフィックスとして /wsman が予約されています。IIS との競合を避けるため、IIS 上のどの Web サイトでも /wsman が URL プレフィックスとして使用されていないことを確認する必要があります。 無効
Windows Search ファイル検索が速くなる。遅くてよいなら無効に。 ファイル、電子メール、その他のコンテンツに対して、コンテンツのインデックス作成、プロパティ キャッシュ処理、検索結果の表示を行います。 無効
Windows モバイル ホットスポット サービス 携帯データ接続を別のデバイスと共有しないのなら無効に。 携帯データ接続を別のデバイスと共有する機能を提供します。 ★無効
WLAN AutoConfig 無線LANを使用しないなら無効に。 WLANSVC サービスは、IEEE 802.11 標準で定義されているワイヤレス ローカル エリア ネットワーク (WLAN) の構成、検出、接続、切断に必要なロジックを提供します。これには、このコンピューターをソフトウェア アクセス ポイントに変更し、このサービスをサポートする WLAN アダプターを使用して他のデバイスやコンピューターがワイヤレスにこのコンピューターに接続できるようにするロジックも含まれています。WLANSVC サービスを停止または無効にすると、このコンピューターのすべての WLAN アダプターは、Windows ネットワーキング UI からアクセスできなくなります。コンピューターに WLAN アダプターが接続されている場合は、WLANSVC サービスを実行しておくことをお勧めします。 ★無効
WMI Performance Adapter ネットワーク上のクライアントへ、パフォーマンスライブラリ情報を提供しないなら無効に。 Windows Management Instrumentation (WMI) プロバイダーからネットワーク上のクライアントへのパフォーマンス ライブラリ情報を提供します。このサービスは Performance Data Helper が有効なときにのみ実行します。 無効
Xbox Accessory Management Service Xbox を使用しないのなら無効に。 Tdis service manages connected Xbox Accessories. ★無効
Xbox Live Autd Manager Xbox を使用しないのなら無効に。 Xbox Live との互換性を可能にするために認証や認証サービスを提供します。サービスが停止した場合、正常に機能しないアプリケーションがあります。 ★無効
Xbox Live セーブ データ Xbox を使用しないのなら無効に。 このサービスを使用すれば、Xbox Live セーブ可能なゲームのセーブ データを同期できます。サービスが停止した場合、ゲームのセーブ データは Xbox Live にアップロードやダウンロードされません。 ★無効
Xbox Live ネットワーキング サービス Xbox を使用しないのなら無効に。 このサービスは、Windows.Networking.XboxLive アプリケーション プログラミング インターフェイスに対応しています。 ★無効
データ使用状況 ワイヤレスWANを使用しないのなら無効に。 ネットワーク データ使用状況、データ通信量の上限、バックグラウンド データの制限、従量制課金ネットワーク。 ★無効
市販デモ サービス 店頭で展示しているパソコンモードになる。有効にするとデータが消えるので無効に。 デバイスが市販デモ モードの間、市販デモ サービスによってデバイスの動作が制御されます。 ★無効
無線管理サービス 機内モードを使用しないのなら無効に。 無線管理および機内モード サービス ★無効

視覚効果の簡素化

 Windows[スタートボタン]の上で右クリック>[設定]>[システム]>[バージョン情報]>[システムの詳細設定]>[システムのプロパティ]ウィンドウ>[詳細設定]タブ>パフォーマンスの[設定]>[パフォーマンスオプジョン]ウィンドウ>[視覚効果]タブを開きます。

 ラジオボタンの[カスタム]を選択し、次の項目のみにチェックを入れます。

例)推奨設定(チェックを入れるもの)
 視覚効果を調整すると、画面表示の遅延が起きにくくなります。
 本当はすべての視覚効果を無効にするのが一番いいですが、使いにくくなるので最低限のものだけ有効にしています。

  • アイコンの代わりに縮小版を表示する
  • ウィンドウの下に影を表示する
  • スクリーンフォントの縁を滑らかにする
  • ドラッグ中にウィンドウの内容を表示する
  • プレビューを有効にする
  • 半透明の[選択]ツールを表示する

仮想メモリの追加

 Windows[スタートボタン]の上で右クリック>[設定]>[システム]>[バージョン情報]>[システムの詳細設定]>[システムのプロパティ]ウィンドウ>[詳細設定]タブ>パフォーマンスの[設定]>[パフォーマンスオプジョン]ウィンドウ>[詳細設定]タブ>仮想メモリの[変更]>[仮想メモリ]を開きます。

 ハードディスク(HDD)ドライブを選択し、ラジオボタンのカスタムサイズ選択して入力します。初期サイズ、最大サイズ共に32772(32GB)以上が理想です。[設定]>[OK]ボタンの順にクリックして確定します。

例)32GBに設定する場合
 計算方法はドライブの容量設定時に、ピッタリにできる計算方法を使用しました。
※ハードディスクが内蔵されていて、空きに余裕がある場合のみ設定できます。
 ソリッドステートドライブ(SSD)やエヌブイエムイー(NVMe)などの場合は設定しないで下さい。仮想メモリは大量の書込みが発生するため、寿命を短くします。

 32×1024+4=32772MB

新しいPCのはずなのに激おそいorz…(まとめ)

 いつも古いパソコンでやっている設定を新しいパソコンでやった結果、動作を速くすることに成功しました。
 さらに動作を速くするため、プラウザで動作可能なアプリはプラウザ版を使用しています。
 Slack、Teams、LINE WORKSなど、必要な時のみ各タブで起動できるので動作に余裕ができました。

 古いPCやWindows11がギリギリ動作するパソコンの場合は次の設定をすると速くなります。

  • プラウザで動作可能なアプリはプラウザ版に切り替える。
  • 標準プラウザをMicrosoft Edgeにする。他のプラウザでスクロール中にカクツキが出ても、Microsoft Edgeではカクツキません。
  • 使用するアプリケーションソフトウェアを古いものにする。推奨スペックが低いのでサクサウ動きます。
  • 多少不便になっても消せるアプリケーションソフトウェアは削除する。
  • 多少不便になっても停止できるサービスは停止する。

 今回のことでアプリケーションソフトウェアを多重起動する時の必要スペックがわかりました。最大推奨スペックに合わせるのではなく、使用するアプリの推奨スペックを足すとストレスなく動作します。
  アプリ1推奨スペック CPUのコア数6 メモリ容量32GB
  アプリ2推奨スペック CPUのコア数4 メモリ容量8GB
  必要スペック CPUのコア数10 メモリ容量40GB

OS標準のウイルスソフトで大丈夫?

 いつも市販のウイルスソフトを使用しているのですが、Adobe製ソフトなど有名なアプリケーションソフトウェアがブロックされて正常に動作しなくなるなどのトラブルが発生するようになりました。
 OS標準のウイルスソフトでは同様のトラブル報告はありません。良い評判をよく聞くので実際に使用して大丈夫なのか調査してみました。

結論

 OS標準のウイルスソフトで大丈夫です。市販ソフト使用時と同様に、OSを最新の状態に保つ必要はありますが、OSの機能なので別途ウイルスソフトのアップデートをする必要はありません。

目次

OS標準のウイルスソフト

 OS標準で市販ソフトと同じ機能がインストールされています。機能名称は、Windows11が「Windowsセキュリティ」、Macが「セキュリティとプライバシー」となります。

 1クリックで開けるショートカットがないので、設定画面を開くには以下の手順で開きます。

  • Windows[スタートボタン]の上にカーソルを置き右クリック>[設定]>[プライバシーとセキュリティ]>[Windowsセキュリティ]>[Windowsセキュリティを開く]ボタンをクリックして開きます。
  • Mac[アップルメニュー]>[システム環境設定]>[セキュリティとプライバシー]をクリックして開きます。

セキュリティソフトウェア調査会社での調査結果

2023年1月11日の調査結果(調査に使用されているセキュリティソフトは英語圏のものです)

ドイツに本拠を置く「AV-TEST」

2022年7月から8月にかけて、20のセキュリティ製品を評価しました。20の製品の中から日本で使われている主な6製品を選択してグラフにしました。

オーストリアの第三者評価機関「AV-Comparatives」

2022年8月から11月にかけて、18のセキュリティ製品を評価しました。18の製品の中から日本で使われている主な3製品を選択してグラフにしました。

 両者のテスト結果を見ると、少しだけWindowsの評価が低いです。ですが問題のない範囲におさまっています。

 市販ソフトの調査結果には記載がありませんが、正常な一部のパソコンで誤検知によりAdobeソフトなどの主要ソフトが起動しなくなるなどのトラブルがあります。

ノートパソコンでの使用感テスト

 Windows11で約半年間テスト使用しました。OSを最新の状態に保つだけで、ウイルスソフトが原因で起こるトラブルが一切ありません。

 ソフトウェアのアップデートや不要なデータのスキャンがないためPCの動作が速いです。ウイルスソフトが原因でパソコンの動作が遅くなることがありません。

 プラウザの保護機能もEdgeを使用すると特に動作が速いです。CPUのコア数が2~4のPCでも問題なく快適に動作します。

市販ソフトの方が安心感があるのだけど……

 市販ソフトでは確認のポップアップ画面表示、アップデートの催促、ウイルススキャンでパソコンの動作が遅くなるなど、今何の作業をしているかを確実に実感できる様につくられています。煩わしいですが、動作しているという安心感は得られます。ウイルスソフトによっては複数のデバイスを1つの場所で管理できるものもあります。
 サーバーのような使い方をしているパソコンなどは、Windows更新による再起動などを頻繁にすることができないため、再起動せず更新できる市販ソフトがおすすめです。

OS標準のウイルスソフトで大丈夫?(まとめ)

 OS標準のウイルスソフトで大丈夫です! いいことずくめのOS標準のウイルスソフト(機能)ですが、市販ウイルスソフトがあらかじめインストールされている場合は、ウイルスソフト削除ツールなどを使用してソフトを完全に削除し、機能を有効にする必要があります。

利点

  • 追加料金がかかりません。
  • ソフトウェアの使い方をおぼえる必要がありません。
  • ウイルスソフトの管理は必要ありません。
  • 設定方法が世界中で公開されています。英語ページもEdgeの自動翻訳機能を使用することで日本語ページとして閲覧できます。
  • アプリケーションソフトウェアを追加しないためパソコンの動作が重くなることがありません。
  • Microsoft Defender付きのMicrosoft 365を購入している場合はWindows、Android、iOS、macOSに機能を追加し、1つの場所で複数のデバイス管理ができます。

欠点

  • パソコンが苦手で、自分で設定できない人には向きません。
  • 動作しているという安心感を体感しにくいです。
  • 更新時に再起動を求められることが多いので、電源を切れないPCには向きません。

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